【青年海外協力隊】応募から合格した後の過ごし方。合格後のスケジュールを解説します。

釣り 青年海外協力隊
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協力隊に合格してから、実際に途上国への派遣には結構時間があるから、それまでにどんなことをするのか、また、どんなことをしておけば良いのかを紹介します。

青年海外協力隊の募集

JICA海外協力隊の募集(長期派遣)は、年に2回の募集があります。春と秋の2回募集があるので、ざっくりとしたスケジュールについて記載していきます。

コロナウイルスの蔓延により、募集時期が変更になったり、延期になるなどの場合がありますので、スケジュールについては専用HPをご確認ください。

JICA海外協力隊(長期派遣) 春募集のスケジュール(※2023年度)
 
  • STEP1
    プレエントリー開始 2023年4/27日〜
  • STEP2
    エントリー 5/19(金)〜7/3(月) 12:00まで  
  • STEP3
    選考期間 7月上旬〜10月上旬
     1次選考 8月中旬頃に発表
  • STEP4
    最終合格通知 10月26日(木)※予定
  • STEP5
    派遣前訓練 (各々の隊次によって異なります。)
  • STEP6
    任地へ派遣 (派遣前訓練終了後、約1〜2ヶ月後に出発)

JICA海外協力隊(長期派遣) 秋募集のスケジュール(※2023年度)
 
  • STEP1
    プレエントリー開始 2023年10月10日〜
  • STEP2
    エントリー開始 11/1(水)〜12/11(月) 12:00まで
  • STEP3
    選考期間 12月中旬〜4月中旬

     1次選考 1月下旬頃に発表

  • STEP4
    最終合格通知 2024年4月中旬 ※予定
  • STEP5
    派遣前訓練(各々の隊次によって異なります。)
  • STEP6
    任地へ派遣 (派遣前訓練終了後、約1〜2ヶ月後に出発)

春募集と秋募集

春募集と秋募集で特に違いはありません。

各々が協力隊に応募したいと考えている時期に行っている募集に応募すればOKです。

僕は2021年の春募集で応募しましたが、2023年の応募スケジュールと比較してもほとんど日程は同じでした。(何なら、最終合格発表日は同じです笑)

要請の選び方についてはこちらの記事に詳しく書いてあります。

応募で迷っている方はこちらの記事も参考にしてください。

合格後は4つの次隊に分かれる。

JICA協力隊に合格したら全員同じ時期に出発〜と言うわけではありません。ざっくり4つの次隊に分かれます。

これは、前任者(いる場合)の終了時期に合わせたり、配属先の都合だったり、学校の場合は年初に配属など色々な事情が考慮されて決められてるんだと思います。

友達と一緒に申し込んで一緒に派遣〜と言うのはまずないです笑

それぞれの隊次のスケジュール感 (例:2023年)
  • 1次隊
    2023年 4〜6月 派遣前訓練
         7〜8月 随時派遣
  • 2次隊
    2023年 7〜9月 派遣前訓練
         10〜11月 随時派遣
  • 3次隊
    2023年 10〜12月 派遣前訓練
         1〜2月 随時派遣
  • 4次隊
    2024年 1〜3月 派遣前訓練
         4〜5月 随時派遣

2023年のスケジュールを書きましたが、これは2022年度に申し込んだ人が2023年度に派遣されることになります。

結論、申し込んでも最短で翌年度での派遣となります。

 

派遣前訓練開始まで何をするか

 

オンライン語学学習

応募する際に、自身の語学力について提出するのですが、JICAの基準に達していない人は派遣前訓練までにオンラインでの語学学習が必要となります。これをしっかりやるとやらないとで派遣前訓練時での授業に差が出てくるので繰り返しやることをお勧めします。(特に、英語ではなくてその他の言語が必要となる方)

クラス分けテストなどもあるため、訓練開始まで時間あるから後回ししていると結構痛い目に合います。(僕自身がフランス語を受講しましたが、もっとやり込んでおけばよかったと後悔しています。)

派遣前健康診断

またまた、健康診断を各自で受診します。原則派遣の6ヶ月前(派遣前訓練の前)に合格者は全員受診し、JICAの顧問医の審査が入ります。

合格したからといって、自堕落な生活をしていると引っかかって延期などもあり得るので日頃から規則正しい生活をすることを心がけください。

※費用はJICA持ちですが、上限(16,000円迄)ですので診療機関によっては差額を実費という場合もあります。

ちなみに僕は、東京は大手町にあるこちらのクリニックで受診しました。

住んでいる都道府県によって受診先が異なるので、各都道府県のクリニックでJICA協力隊の健康診断が受診可能かどうが問い合わせしてください。

青年海外協力隊講座&YOUTUBE での講座学習

オンライン語学訓練以外にも協力隊についての勉強があります。青年海外協力隊講座では歴史や国際協力について基礎から学べるので、しっかり試聴した方が隊員生活やその後のキャリアにおいても役に立つことが多いです

レポートの提出もあるので、計画的に進めていくことをお勧めします。(※受講メールをもらった後、しっかりスケジュールを立てないといつの間にかメールボックスに埋もれてしまいがちなので注意してください笑)←体験談です。

予防接種

予防接種も各自で打たなければならない場合があります。

例えば、アフリカに派遣の方々は大体が黄熱病のワクチンを事前に打ちます。(僕の派遣国のルワンダはなぜか除外されていました。)

僕の場合は、黄熱病はありませんでしたが、腸チフスワクチンを任意で打つことができました。(JICAから費用は出ますが、満額ではない場合があるのでお気をつけください。)

任地に派遣されてからでも打てる可能性もありますが、日本にいるうちに打った方が安全なのでお勧めです。

グローカルプログラムへの参加

概要

派遣前訓練開始前に3ヶ月間、協力隊合格者はグローカルプログラムに参加することが可能です。

要約すると、グローカルプログラムとは、JICA協力隊の合格者向けに、地方創世に取り組んでもらうというプログラムになっています。

グローバル化に伴い、地方でも海外の労働力が必要となる中で、多文化共生の推進が必要となってきています。そのような中で、日本国内の課題解決に将来に渡り取り組む意思を有するJICA協力隊の人たちに対し、OJTとして参加してもらおうという制度です。

僕自身は参加しませんでしたが、参加した同期隊員の話を聞くとすごくためになったと言っていたので、仕事をやめた方や時間がある方は参加することをお勧めします。

スケジュール

グローカルプログラムのスケジュール(※2023年度)
 
  • 2023年1次隊
    1〜3月 →その後派遣前訓練へ 4月〜
  • 2023年2次隊
    4〜6月 →その後派遣前訓練へ 7月〜
  • 2023年3次隊
    7〜9月 →その後派遣前訓練へ 10月〜
  • 2023年4次隊
    10〜12月 →その後派遣前訓練へ 1月〜

内容

主な業務
  •  地域的課題の講義、ブリーフィングなど
  •  地方行政の仕組みや地方創生に取り組む団体や自治体への理解を深める
  •  地域活性化に関する事業管理
  •  活動を通じた地域コミュニティとのコミュニケーション

抽象的ですが、上に掲載したHPから前任者がどのような活動をしていたか確認できますので覗いてみてください。

僕は、派遣前にリゾートバイトをして、資金を貯めながら日本国内を旅行していました。2年間日本を離れることが分かっていたので、色々なところにいきたかったのです。

リゾートバイトについてはこちらの記事もご覧ください。

待遇

プログラムに参加させてもらえる身ではありますが、しっかりお給料もいただけます。

2550円/日 + 40000/月 = 116,500円 が毎月いただけます。

もちろん住居費などはJICA側が用意してくれます。

協力隊のお金事情はこちらをご覧ください。

協力隊に活かせること

協力隊として、2年間異なるコミュニティにいきなり入る予行練習にぴったりです。肩慣らしとして属性の異なるコミュニティに自分から積極的に入り込んでいくことはとても大きな経験になります。

また、これまで経験してきたものとは違うことに取り組む機会も多いです。自分の知見を広げることで派遣国で行かせることも多いはずです。

ギリギリまで仕事をする人も多い

社会人として応募から合格をもらった後もそのまま働いて、派遣訓練前に離職する人、籍だけ置いて参加する人も大勢います。派遣前までしっかり働くことで、お金も貯められますし、必要なスキルもギリギリまで会社で磨くことができます。

退職した方向けの失業保険についてはこちらに詳しく記載しております。また、2年間協力隊として派遣された後に延期していた分の失業保険を受け取ることも可能です。

派遣前訓練について詳しく記載しています。合わせてご覧ください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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