【具体例あり】青年海外協力隊に合格する方法。志望動機など協力隊員が作成した書類を公開。

青年海外協力隊
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2021年度の応募ですので、変更点はご自身でご確認してください。

 

応募する時に記載する項目

応募時に筆者が書いた項目
  • ボランティア活動の意義、目的についてご自身の考えを記入(260文字以下)
  • 協力隊に応募する動機、抱負について(帰国隊員との体験談も可)(260文字以下)
  • 選択した希望要請の理由及び、ご自身のセールスポイント(260文字以下)
  • 応募者の弱点(参加すると仮定した時)(300文字以下)
  • 実際に派遣された時に行う活動を活動内容、日常生活について具体的に(400文字以下)
  • 帰国後の協力隊参加経験をどのように活かすか(300文字以下)
  • 従事していた活動。(応募項目に関する経験を具体的に書く)

 

応募する時に押さえておくべきコツ。

意識すべきこと
  •  見栄を張らない。等身大で記入する。(でも、これまで経験したことを捻り出してアピール必要は十二分にあります!)
  •  活動している自分をイメージして考える。
  •  これまでの自分の経験と、希望する要請内容がどのようにマッチするか考える。
  •  協力隊を経験した後の日本や国際社会への還元についてのビジョンをイメージする。

僕が、書いた時は上記の事あまり意識していませんでしたが、振り返ってみて、ここを意識すると綺麗な応募書類に仕上がるなーと思いました。

各項目毎の具体例

ボランティア活動の意義、目的についてご自身の考えを記入(260文字以下)

ボランティア活動の意義は、利益を追求せず、純粋なボランティアの精神が世界を変える原動力に通じ、そこから自発的な活動が生まれる点であると考える。
ボランティアという言葉自体が今日において支援という意味合いのバイアスで広まっている。しかし私は困難な状況にいる人を援助することはもちろんのこと、それを通じて得られるコミュニケーションや異文化理解などを通じて互いにwin-winの関係を築くこともそれぞれの未来に向かっていくための豊かな心を育む経験になると考えている。

協力隊に応募する動機、抱負について(帰国隊員との体験談も可)(260文字以下)

知人に協力隊として派遣されていた方がいて、その方の話を聞き、私も世界を変えていけるような人間になりたいと思い始めたことがきっかけです。学生時代に海外を訪れた際も、長期間滞在をしたことがなく、海外のコミュニティに浸り、コミュニケーションを育むことはありませんでした。だから協力隊の活動を通じて、現地でより密に協力し合いながら途上国の発展に草の根レベルで寄与することでその国の生活の発展に繋げ、それを持続できるようなSDGsにも貢献します。

選択した希望要請の理由及び、ご自身のセールスポイント(260文字以下)

※ここは各々異なると思うので割愛します。がっつり個人情報も書いてあるので、、、

会社員時代にしていたこと(営業職としての経験、Officeのソフトの知見等、、、)

学生時代に頑張ったこと(アルバイトや学業についてなど)

などを書きました。

応募者の弱点(参加すると仮定した時)(300文字以下)

社会人経験の浅さから他者への指導や教育に関する知識が不足していると考えます。普段の仕事で関わる人は自分より年上の方ばかりなので、青少年への対応経験においても不足しています。まして、現地では日本語ではなく英語もしくは現地語を用いてコミュニーションを取る必要があるため、関係構築まで時間を要する。そのため、赴任までに語学や支援する活動の内容などの知識を習得する必要がある一方で、ボディランゲージを用いるなどして円滑に活動が進むようにしてきたいと考えている。

実際に派遣された時に行う活動を活動内容、日常生活について具体的に(400文字以下)

ボランティア活動においては、現状の課題を分析すること、これまでに行われてきた取り組み等を抑えます。そうすることで過去の行動に基づく結果が現在の状況と理解することができるからである。それを基にし、現地の職員や住民らとコミュニケーションを育み、これから行うべきベクトルを同じ方向へと持っていきます。例として、これまでの取り組みをグループワークなどで共有してもらい、どこが良くてどこが悪かったかをヒアリングします。その中でわかる現地のカルチャーや意識だったりを吸収し、自身が日本で行ってきた経験と照らし合わせます。そこからデータなどにまとめたり、資料などを作ります。
日々の生活では、サッカーなどの運動での交流、食事や生活様式などの初めての体験をブログにまとめたり、動画を撮影などして日本にも現地の様子を広めたいと考えています。

帰国後の協力隊参加経験をどのように活かすか(300文字以下)

将来は海外での就業を考えています。日本以外の異なる文化や価値観を吸収し、共に協力し課題を解決することを通じてその後の人生に活かしたいと考えています。具体的に述べると、少子高齢化が進む日本において海外からの労働力は必ず必要になると考えており、日本に興味や憧れを抱く人々へ日本の良さを伝えること、そして日本で働きたいと考えている人を斡旋する仕事などを想定している。また、逆に日本国内においても世界のリアルを伝え、発信することで、今後ますます進んでいくであろうグローバル化を見据えた世界と日本を繋いでいけるような活動をしていきたいと考えています。

 

その他に気を付けておくべきこと

 

受かりやすい職種に応募すること

こちらから、お知らせを確認してもらい、二次選考状況というPDFを開いてもらうと確認できます。

受かりやすい職種、倍率についてはこちらの記事を合わせて読んでください。

健康管理(健康診断も受診する必要があるため)

これまでは、協力隊への思いや、動機などについて述べてきましたが、結局1番大事なことはこれかもしれません。

2年間も海外(しかも、発展途上国である場合がほとんど)で過ごす上で、健康で生活することはとても大切です。健康でなければ万全な活動なんて出来ないし、貴重な時間を無駄にしてしまいます。

また、慣れていない環境や、日本での暮らしとは全然違い、ストレスなどのメンタル面にもタフさが求められます。

健康診断の内容は至極スタンダードです。身長や体重、視力、血液検査、心電図など一度は経験したことあるものが大半です。

厳しいことを言うと、日本で健康管理ができない人は、任国で健康管理をすることが難しいです。

だから日頃から、運動の習慣や、食事管理、ストレス発散など意識して生活するといいです。

 

これまでの経験を全部捻り出して記入する。

応募要請を見ていると、結構細かい条件があって、全てに該当するものなんてない!と言う方もいると思います。

 

電話などで要請について聞いてみるのも一つの手段。

と言うことを覚えておいてください。その熱意はすごく協力隊活動においてすごく重要です。

また、持っている資格や、過去のボランティア経験、インターンの経験、アルバイトの経験、社会人で経験したことはできるだけ全て記入したほうが良いです。

こんなの役に立たないと思っていることだとしても、必ずどこかで役に立ちます。笑

例えば、僕は教員免許のことを記入しましたし(活動において使う機会はありませんでした)、社会人の頃に身につけたスキル(Officeのスキルや、簿記のスキル)など持っているものはほとんど記入しました。

 

とりあえず、英語はやっておく。

結論から言うと、英語は必ず勉強しておいたほうがいいです。どの要請にも求められる語学力のレベルが記載されています。

案件によって求められるスキルが違うということです。

逆に言えば、高いスキルを持っていれば、応募できる案件が増えると言うことです。

ですので、英語は毎日コツコツと勉強しておくことを強くオススメします。

派遣国の現地語が英語ではなくても、継続して語学の学習に取り組める人材だなと思ってもらえることも好材料ですので、是非。

僕の英語の勉強法は、すごくシンプルです。この方法でTOEICのAランクを狙えます。こちらの記事もご覧ください。

ここまで読んで下さりありがとうございました

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