青年海外協力隊の派遣前訓練とは?

青年海外協力隊
この記事は約4分で読めます。

JICA協力隊に合格したら、実際に派遣する前に、派遣前訓練という訓練を行います。

※参加しない免除の方も一定数います。

派遣前訓練とは

2ヶ月の間、日本国内に2箇所ある訓練所のどちらかで、60〜73日(約2ヶ月)の合宿?修行?を行います。

2次試験に合格して、合格通知をおもらっても、派遣前訓練を終了するまでは、JICA協力隊候補者として過ごすことになります。合格通知をもらったから絶対に協力隊員として任国へ派遣されるわけではないので、お気をつけください。

訓練の目的は、海外協力活動を行うために必要な知識を学び、能力と資質を養うことです。

この訓練を修了しないと、実際に協力隊員としての活動はできないということです。

訓練ではどのような知識を学び、能力や資質を養うのかを詳しく解説していきます。

訓練所での具体的な生活や過ごし方などはこちらで解説しています。

訓練で何をするのか?

主にやることリスト
  •  語学訓練
  •  協力隊事業、国際協力隊についての基礎講座
  •  健康管理・安全対策
  •  各種手続き

語学訓練について

訓練所の充実度は、この語学の勉強に起因するところが大きいです。派遣される国で使われている公用語(現地語などは除く)を学習します。

なんと、全時間の6割もの時間を語学学習に注ぎ込みます

僕は、フランス語の学習でした。

朝9時〜昼の3時まで(昼休みあり)毎日、語学の授業がありました。

とにかく進むスピードが速い。(僕の出来が悪かっただけかもしれないですが、、)

毎日復習して、課題をこなし中間テストや、期末テストに向けて勉強します。(結果が悪いと、卒業できないらしいです、、、)

僕は最初のテストで点数が悪くて、語学担当のスタッフの方と話し合いをしました笑

しっかりこなせば、日常会話はできるようになります。これによりさらに自己学習しようというモチベーションにもつながります。

協力隊事業、国際協力隊についての基礎について

派遣前訓練の前にも、オンラインで動画を介して国際協力について学習しますが、訓練所でも改めてより深く、具体例を交えて学習します。

外務省の方や、JICA青年海外協力隊事務局長(以下事務局長)の講話、皇太子殿下への謁見などを通して、協力隊員としての意識がすごく高まります。期待されているんだなと、、

遊びでなくて、公人として国のお金を使わせてもらっているのだという意識を改めて感じられます。

健康管理・安全対策について

健康管理

日本とは環境の違う中での生活を2年間行う上で、健康管理はとても重要です。必要なワクチン接種をしたり、(狂犬病や肝炎など)感染症についての知識を深める学習をします。

マラリアやデング熱など普段日本で生活する上で全く意識していないことも任地では注意を払う必要があります。しっかり知識を身につけることで任地での活動に大きく役に立ちます。

安全対策

途上国で生活すると感じますが、やはり日本はとても治安がいい国です。なので、テロや犯罪に対する警戒や注意するためのアンテナはやはり重要です。専門家かから話を聞いたり、動画を視聴してもうも怒った場合にどのような行動をすれば良いのかなどを学習します。

鞄の担ぎ方など、普段はこれといって注意していないことから学習します。安全あっての協力隊活動ですのでしっかり学習しましょう。

各種手続き

事務的な作業も訓練所にて行います。パスポートの申請や、協力隊の承諾書などの書類関係の記入など出国前に必要な手続きを行います。

実際に派遣される国のJICA事務所と連絡を取り合い情報収集をしたり、先輩隊員とZOOMで必要な荷物や治安などを確認する任国事情を行ったりと現地で生活するために必要なことを進めていく時間も多いです。

まとめ

合宿所で同期隊員と過ごす貴重な時間ですが、基本すごく忙しいです。

派遣に向けての準備期間なのでやることをやりながらも訓練を共にしている仲間と大切な時間を過ごすことでとても実りのある生活になります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

コメント