アフリカで感じるマイノリティ。【チャイナと言われた時の心構え】

racism is not patriotism ルワンダ
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日本に住んでいると、人種でどうこう言われる機会というのはあまり多くないと感じます。差別はあってはいけないことですが、今も尚、根強く残っているというのが現状です。

マイノリティを肌で感じる

僕の住んでいる地域は、他に日本人やアジア人はいません。peace coop (アメリカ版協力隊)の男性が一名住んでいるだけの地域です。

だから僕のような黄色人種が珍しいのでしょう。物珍しく肌を触ってくる人もいるくらいなので、、、

珍しいから興味が湧く、話してみたい、ちょっかいをかけたいという気持ちは少なからず理解できます。

日本だって黒人の人が歩いていれば目立ちますから。それと同じことです。

ルワンダでのアジア人差別(差別と思っていないかもしれないがこちらからしたらそう感じる)は他の国と比べて比較的穏やからしいが嫌なもんは嫌なのだ。

 

隊員間でもよく話題に上がります笑

〇〇の地域は治安が悪いから石投げられる〜とか、水かけられる〜といった感じで会話しています。

 

筆者の任地での周囲の反応と対応

先ほど書いたが、他に誰もアジア人や外国人がいないということは、僕の任地の人たちは肌の色が違う人種に対しての免疫がない

ここで、僕が普段被る言葉を挙げてみよう。

言われる言葉
  •  チャイナ〜
  •  ニーハオ
  •  ウムシンワ(ルワンダの言葉で中国人の意)
  •  シンションシャ〜ン(中国語っぽく喋るというアジア人差別)
  •  ウムズング(ルワンダ語で外人(白人?)の意)

 

僕の暮らしている町は言葉だけで、しかもほとんどの人達は言わないので優しい地域なのだが、ひどい所はほんとに直接危害を加えてくるところもあったらしい。(過去の人がよっぽど悪いことでもしたのだろうか、、、)

 

言われた時の気持ち

日本で生活していると、自分がコミュニティのマイノリティに属する機会が少ない。だからこそ言われると心に針でちくっと刺されたような違和感がある。

基本波がない(と思っている)僕の性格ですら少しダウンしている時に言われたりすると、引き金を引きたくなる時がある。

何で、初対面かつ、ただ道を歩いている人にそのようなことを言うのだろう。相手の気持ちを考えて発言できないのかな?構って欲しいのだろうか?バカなのかな?などいろんな気持ちが湧く。

 

僕は子供の頃、肌が異様に黒かったので、ブラジル人とか言われてましたね笑

 

僕の対処の仕方

まあ、言われるのは幾分かは仕方がないとは思っている。差別は置いておいて、アジア人並べて誰がどこの国でしょう?と聞いても難しいのは重々承知である。

僕自身も沢山アフリカ人がいる中で、誰がどこの国でしょうと聞かれても全く当たる気はしない。

完全にバカにされている時

明らかに、バカにしているなと感じる時は無視をします。このタイプは、完全にかまってちゃんです。ネタになりそうな、おもろそうな人が歩いてらぁ〜。じゃあ声かけてみるか。みたいな考えで声をかけてきます。反応するとますます面白がられるだけなので無視を決め込むのが一番いい対処法だと思います。

話してみたいと思って声をかけられている場合

話し方でわかるものです。本当に話したいと思って声をかけてくる人にはできる限りの対応をします。僕は日本人だよ〜と。英語が通じるならば立ち話もします。(ルワンダ語はからっきしダメなので、、)

少しでも、外人とは英語で話せるのなら頑張って勉強しようと思ってもらえたらすごい嬉しいなぁ。

 

よろしくない対応

イライラして、怒鳴ったりましてや手を出そうとすることはあってはいけません。わざわざ売られた喧嘩を買って、品を下げるような行為をするなんて馬鹿馬鹿しいです。

任地で自分しか日本人いないということは僕たち=日本代表ということです。特に協力隊は公人としての務めを果たさなければいけない中で、よろしくない対応を機に日本のイメージを下げていいわけがありません。

受け入れることこそが最適解

むしろ前向きに捉えて、日本では経験できないマイノリティとして受け入れる心の余裕を醸成することで人として進歩できるのではないのかと考えています。

しっかりわかってくれている職場の同僚などは差別用語などは言わないはずです。そういうもんなんです。

珍しいから、暇だから、といった考えの下で発言してくる人が大多数であり、分別ある人たちは言いません。

貴重な2年間をこんなしょうもない事で一喜一憂するなんてバカだなと思えるくらい自分もたくましく暮らしていきたいなと思います。

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